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脂肪酸からケトン体が作られる仕組み(2020.11.5)

今回のタイトルを説明するのに、宗田先生の著書「最強の油・MCTオイルで病気知らずの体になる!」に載っている図がわかりやすいので提示します。ブドウ糖からエネルギーが作られる時は、解糖系でピルビン酸を経て、TCA回路でエネルギーになるのですが、糖質制限によってブドウ糖の供給が途絶えると、エネルギー回路が脂肪酸ーケトン体経路に変わります。脂肪酸が肝臓に入ってくるとき、細胞質内ではアシルCoAになっており、エネルギー産生の場であるミトコンドリアに入ろうとします。ところが、ミトコンドリアの膜をこのままでは通過できないので、触媒の働きをするカルニチンと結合して、ようやくミトコンドリア内に入ります。さらに、体格の良いアシルCoAはβ酸化を受けてアセチルCoAになり、

エネルギー産生に使われます。脂肪酸のβ酸化で作られるアセチルCoAの多くはTCA回路に入りますが、糖質制限でブドウ糖が少ない状況では、β酸化が盛んになり大量のアセチルCoAが生じ、TCA回路で処理できなくなった余剰のアセチルCoAは肝臓でケトン体の合成に回され、そこから解き放たれたケトン体の一つであるβヒドロキシ酪酸は全身の細胞に到達し、ミトコンドリア内でアセチルCoAに戻されTCAサイクルでエネルギーになるのです。



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